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“ごはんはダイエットの敵”じゃない! !覚えておきたい!知られざるお米のパワー

ダイエットのために炭水化物を避けるなんて声を耳にしますが、お米は太りにくいだけでなく、美容や健康を維持するための栄養素が豊富。そんなお米のパワーをお米マイスターの平岡淳子さんにレクチャーしてもらいました。

お米は美の味方

Q「ごはんは太りにくい」の理由とは?

ゆっくり消化吸収されるので食後の血糖値の上昇がおだやか

食べ物を食べた後に上昇する血糖値。ごはんに含まれるでんぷんは、ゆっくり消化吸収されるため血糖値が急激に上昇しません。そのため、血糖値を元に戻すために分泌されるインスリンの分泌も少ないのです。脂肪を体に貯めて肥満の原因となるインスリンの分泌が少ないということは、お米は太りにくい食材といえます。

腸を整えてお通じを促す成分が含まれ、老廃物を体内から出して美を促してくれる

お米の主な栄養成分である炭水化物には、食物繊維と同じ働きをするレジスタント・スターチという成分が含まれていることが最近わかってきました。そのため、腸の働きを整える作用もあると言われています。便通が整うことで、老廃物が体内から排出されるので、この点においても、女性の美を促す食材といえそうです。

同じでんぷんでも粒でできているのでパンや麺類に比べて腹持ちがよい

同じでんぷんでも、粉からできているパンや麺類に比べて、粒でできているごはんは消化がゆっくり進むので胃に留まる時間が長く、お腹が空きにくいといわれています。しかも、パンの場合、バターやジャムなどを使うとカロリーが高くなりますが、ごはんに合う和食のおかずはカロリーを低く抑えられるのも特徴です。

お米は健康な体を作る

炭水化物以外にも健康と美しさを維持する栄養素が!

主な栄養成分である炭水化物以外にも、お米には美容と健康を促進する様々な栄養成分が含まれています。ごはん1杯で牛乳1杯分と同じと言われています。新陳代謝を促し、美しい肌を作るのに欠かせないコラーゲン生成してくれます。
その他にも、お米に含まれている美と健康を促す栄養成分をご紹介します。

どんな食材とも相性がよいため栄養バランスが整いやすい

バターやジャムをつけて食べるパンや、ひと皿で完結してしまうことの多い麺類に比べて、さまざまな食材と相性の良いごはんを主食にした食事の場合、おかずの品数も多く、栄養バランスが整いやすいのも利点。ごはんに合うおかずがあれば、ごはんはさらにおいしくなるうえ、栄養バランスも整って一石二鳥なのです。

[ お米に含まれるその他の栄養成分 ]
栄養成分 主な働き
たんぱく質 体の基本を作る。新陳代謝を促したり、美肌の元となるコラーゲンもたんぱく質から生成される。
ビタミンB1 疲労回復に役立つ。不足すると肩こりや腰痛、筋肉痛の原因にもなるといわれている。
ビタミンB2 美容ビタミンとも呼ばれていて、新陳代謝を促進し、美しい肌や髪を作ってくれる。
ビタミンE 蓄積された活性酸素を中和させ、老化を予防する効果があるといわれている。
亜鉛 コラーゲンの生成を助けたり、メラニンの代謝を促し、シミの除去にも役立つといわれている。
GABA 特に玄米や発芽玄米に多く含まれ、血圧を下げたり動脈硬化を抑える作用があるといわれている。

お米は知能を助ける

人間の脳は糖質のみをエネルギー源として利用している

お米の主成分である炭水化物は、体内に摂取されるとブドウ糖に分解され、エネルギー源として利用されます。脳は主にこのブドウ糖をエネルギー源として利用します。さらに、ごはんのほうがパンよりも噛む回数が多いと言われていますが、噛むことによって脳が刺激され、記憶力を司る海馬も活性化すると言われています。

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玄米と胚芽米のパワーとは?

収穫されたお米から籾もみ殻がらを取り除いたものが玄米。そこから専用の精米機でぬか層だけ取り除いたものを胚芽米と言います。ぬかや胚には食物繊維やビタミン、カリウム、たんぱく質が多く含まれているため、この部分を残している玄米や胚芽米は白米に比べて栄養素が豊富。美白やむくみ解消、老化防止、整腸作用など、あらゆる美容と健康に良い効果が期待できます。さらに胚芽米は、玄米に比べて食べやすい上、白米と同じように炊飯器で炊けるのが特徴です。

左:玄米 右:胚芽米